アジア出張を終え、帰国した。
今回、タイ・シンガポール・マレーシア・インドネシア・インドとアジア5か国を2週間弱の日程で一気に
駆け抜けた。特にインドネシアのジャカルタ、インドのニューデリーはビジネスとして初めて訪問する
こともあり、期待と不安が入り混じった出張であった。
今回の出張期間中、シンガポールで上海駐在時代の同僚と、インドネシアで日本国内営業時代の
後輩、インドでは上海駐在時代の元上司と、かつて同じ釜の飯だった同僚たちとバッタリ遭遇。
元同僚らは現在異なる国で勤務しており、世界の狭さを実感した次第である。
現在、週刊モーニングで連載されている漫画「社長島耕作」も、ちょうどインドネシアを訪問しており、
ジャカルタのJKT48シアターでオタクたちと一緒にアイドルコンサートを楽しんでいる。
私もご多聞に漏れず、JKT48コンサートへ駆けつけた、と言いたいところだが、そんな余裕の
ある遊び日程が組める出張であるはずもなく、販売検討と市場巡回で瞬く間にインドネシアを
通過した。
インドネシアの首都・ジャカルタは私の予想と反し、かなりの大都会であり、
都市景観としてクアラルンプールとバンコクを足して2で割ったようなイメージである。
中心部に高層ビルディングや高級ショッピングモールがそれなりにあり、そして車の量が
とてつもなく多い。中国の北京、とまでは言わないが南京あたりと比べても遜色はない。
ただ、地下鉄やモノレールといった交通機関がないこともあり、渋滞がとにかくすごい。
今回、販売会社を訪問したが、スタッフは沖縄の「かりゆし」のような民族衣装を着ており、
見た目に涼しく、何よりも若いスタッフが多く活気に満ちておりとても好感が持てた。
インドネシアは亜熱帯気候にあり、現在売出し中の新興国である。
エアコンや冷蔵庫、洗濯機の普及率は50%以下であり、まだまだ伸ばす余地は大きい。
確か一人当たりのGDPはまだ3000ドルいっていなかったと思うが、空港から市内に入るまで
サムスンのスマホ、「ギャラクシー S4」の看板をとにかく至る所で見かける。
シンガポールでもS$999で売っていたくらいなので、あまり売れないだろうと思っていたが
さにあらず。販社の若手スタッフの携帯は皆、i-phone5かギャラクシーシリーズであり、
むろんS4を持っている者もいた。若者の物欲を軽く見てはいけないことを思い知る。
半年ほど前、AKB48メンバーの2名がJKT48へ移籍し、世間では左遷と評されたようだが、
2億超えの人口は間違いなく市場として魅力であり、比較的親日的ということもあって
期待度は大きい。昔ながらのステレオタイプなイメージは捨て去る必要があるだろう。。。
次に訪れたインドはなかなか印象深いものがあり、次回回顧していきたい。